弊社の中国工場は深圳に位置しています。毎年この時期の本社や東京支店では、その間一部生産ができなくなる不安も抱えつつ、
中国工場の皆さんに感謝をし無事に春節のお祝いができることを願って、約１ヶ月後の休み明けを待っています。
日本との文化の違う”春節”について、少し調べてみました。
春節、年越し人口移動、伝統料理で溢れる祝祭
2024年の春節：新たな希望の始まり
2024年の春節は、中国暦でいうと甲辰年の始まりを迎えます。この年は、変化と成長の年、新しいプロジェクトやアイデアを始めるのに適した時期と見なされます。家族や友人との再会、新しい年の願い事、そして祝福の言葉が交わされるこの時期は、まさに新たな始まりと喜びに満ちた時です。
甲辰年 とは？？？
甲辰（きのえ）年は、中国の伝統的な干支（かんし ※日本では えと と読む）のサイクルに基づく年の表記の一つ。干支は、十干（じっかん）と十二支（じゅうにし）の組み合わせで構成され、60年で一巡するサイクルです。
十干は→→甲（こう）乙（おつ）丙（へい）丁（てい）戊（ぼ）己（き）庚（こう）辛（しん）壬（じん）癸（き）の10種類。
十二支は→→子（ね）丑（うし）寅（とら）卯（う）辰（たつ）巳（み）午（うま）未（ひつじ）申（さる）酉（とり）戌（いぬ）亥（い）の12種類。
甲辰の年は、十干の最初である「甲」と、辰が十二支の第五位の組み合わさった年であり、60年に一度巡ってきます。
干支は単に日付を追うためのシステムだけでなく、中国の文化や占いにおいても重要な役割を果たしています。各干支には、その年の運勢や性格、相性などを象徴する特性があるとされ、人々の生活や文化に深く根ざしています。
ちなみに甲辰年は・・・
甲は五行思想で木を象徴し、木は成長と発展を意味します。このため、甲辰年は新しい計画やアイデアを実現させるのに適した時期とされ、創造性と成長の象徴です。どのようなことに注意すべきかを示唆するためのご参考までに…
旧正月ともいいます：歴史と意味
旧正月、またの名を春節とは、中国をはじめとする東アジアの国々で祝われる新年です。太陰太陽暦に基づいており、毎年異なる日付になります。家族や友人が集まり、過去の一年を振り返り、新しい年に向けての願いを込める特別な時間です。旧正月は単なる日付の変わり目ではなく、文化や伝統が息づく豊かな祭りです。
大移動する人々：春節の大渡り
Shenzhen Fan 日本人向け深圳情報サイト
春節には、世界最大の人口移動が起こります。多くの人々が、長い距離を旅して故郷に帰省します。
これは「春運（チュンユン）」と呼ばれ、数週間にわたって続きます。
家族との再会を楽しみに、数百万人が列車、飛行機、バスを利用して移動します。この時期の旅は、帰郷という喜びと共に、多くの混雑や困難を伴いますが、それでも多くの人にとって欠かせない年中行事です。
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春節で食べるもの：祝福を込めた料理たち
春節には、さまざまな伝統料理が食卓を彩ります。
餃子はその代表的なもので、富と幸福を象徴しています。
他にも、年糕（ニェンガオ）、
春巻き、
魚などが幸運を呼ぶ料理として親しまれています。
これらの料理は、ただ美味しいだけでなく、食べること自体が一年の豊かさや幸せを願う行為となっています。
日本だと、餃子は、お節に飽きたら食べたくなる一品かもしれない。焼き餃子ですよね。中国のお祝いの席で食べる餃子って、水餃子なんですよねー
（年糕（ニェンガオ）を調べてみたらゼリーのような羊羹のような、一体どんな食感で味なのか・・・）
お年玉の文化：伝統とデジタルの融合
伝統的な「紅包（ホンバオ）」、すなわち赤い封筒にお金を入れて子どもたちに贈る習慣は、長い間中国の春節の象徴の一つでした。しかし、最近では、デジタル技術の進展に伴い、お年玉の伝統も変化しています。
中国では、PayPayのようなモバイル決済アプリを利用して、電子的にお年玉を送る習慣が浸透してきています。この方法では、物理的な赤い封筒は使用されず、代わりにデジタルプラットフォームを通じてお金が送られます。これにより、遠く離れた家族間でも簡単にお年玉を交換できるようになり、春節の喜びを共有する新しい方法として人気を集めています。
デジタルお年玉の利用は、特に若い世代にとって親しみやすい方法であり、伝統的な文化を現代的なライフスタイルに合わせて継承していく一例と言えるでしょう。このように、お年玉の文化は時代と共に進化を遂げていますが、その根底にあるのはいつも家族や友人への愛と祝福の気持ちです。
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とまぁ、調べると文化の違いが 色々とあって面白いです。
ただ、家族と楽しく過ごし、来る年の幸せを願うのは同じですね。
どうかみなさん無事に深圳に帰ってきてね！
（↑これは深圳スタッフへのメッセージ）
