うららかな春の陽射しだもの

朝からポカポカ陽気なので御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)にお参りに行ってきました。
もとは御諸神社と呼ばれていたのですが、貞観4年(862)に境内からいい香りの水が湧き出て、これを飲むと病気が治ったことから清和天皇から『御香水』の名を賜りました。
今も湧水が出ていて、地元の方やトレイルやウォーキング途中の方がペットボトルを持って汲みに訪れています。まだ水は冷たいかなぁ~と思いつつ飲んでみました。

おお~…温い!飲みやすく美味しいです。「伏見の御香水」は名水百選に認定されています。

元和8(1622)年に旧伏見城大手門を徳川頼房の寄進により建立された
大手門(重要文化財指定)蟇股には中国二十四考が彫ってあります。

御香宮神社の割拝殿(京都府指定文化財)
 
軒唐破風(のきからはふ)の極彩色な彫刻によって埋められています。
中国の登龍門の故事に基づいた『流れの急な龍門という河を登りきった鯉は龍になる』という伝説が復元されています。
 
他にも鳥や植物などいろいろ。も~とにかく彫刻がすごく手が込んでいます。
全部極彩色、しかも細かいので観ていて飽きません。首が痛くなりますけど。

本殿(重要文化財指定)は慶長10(1605)年に徳川家康の命で建立されました。
こちらも全て極彩色。建物の造りから細部の装飾まで豪壮華麗です。
そして御利益は『安産』『子育て』『開運厄除』です。今日もお宮参りや安産祈願のご利益を授かりたい方や赤ちゃん連れのご家族が大勢いらっしゃいます。
ご祭神である神功皇后は臨月の身でありながら朝鮮へ出兵し、帰国後、無事に御子(のちの応神天皇)を出産しました。その強さから子育て・安産の神として崇められています。  

やっぱり、おみくじは御香水で占う『水占い』で。
 
鮎を釣っている神功皇后が描かれています。
水を少しずつ掛けていくと、文字が浮かび上がってきました!


桜も咲き始めていますので、のんびり散策。
その後は、大手筋商店街で和菓子と日本酒のお買い物です。

御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)へは
・京阪電車:伏見桃山下車 徒歩約5分
・近鉄電車:桃山御陵前下車 徒歩約5分
・市バス:御香宮前下車 徒歩約1分

かわいいレターで春のご挨拶を

盛隆